素材探しと研究の
試行錯誤を経て商品化され、
口コミからおいしさが広まった
ブランドヒストリーを紹介します。
私たちは次世代の健康的なデザートとして「食感に特徴がある健康によい食材」というテーマの元で、ナタデココに次ぐ新素材を探していました。タピオカ・こんにゃく・ジンジャーなどの検討の末、出会った素材は『アロエベラ』。
透明なアロエベラの葉肉はとてもみずみずしく、ぷるぷるとした食感の新しい素材でした。古くから日本の家庭で栽培されていたキダチアロエ(木立ちアロエ)という品種は、火傷に塗ったり胃腸薬として服用されるなど民間薬として利用されていたため、アロエは日本人にとって馴染みのある植物でした。また、アロエは美容と健康に良いということからエキスが化粧品や健康食品に使用されていた素材でもありました。開発スタッフが運命的な出会いをした瞬間でした。
Moreヨーグルト×アロエという組み合わせに対し、社内では慎重論が出ていました。それまではキダチアロエが飲み薬として服用されていたこともあり、「苦い」「食べづらい」という否定的なイメージが先行していたためです。
しかし、アロエベラという品種は苦味が少なく、皮を取り除いた無色透明のゼリーのような葉肉は無味無臭。酸味が少なくコクがあるヨーグルトと合わせるとおいしく食べられるよう味作りにこだわりました。
アイディアは、開発スタッフがふと立ち寄った青果店の店頭で浮かびました。みずみずしいアロエの食感にマッチし、ヨーグルトのおいしさを引き立てる味わい。それは南国風なフルーツのフレッシュ感を加えること。全く新しい味わいの森永アロエヨーグルトの誕生です。
1994年12月10日、こうして誕生した森永アロエヨーグルト。体のなかからキレイになれる“食べる化粧品”というコンセプトで、「素肌とカラダのために」をキャッチコピーに発売されました。
当初、キダチアロエがもつ苦いというイメージに加え、アロエベラの葉をモチーフにした緑色のパッケージは他に類を見ないものでした。当時グリーンの色は食品に向いていないと言われていたこともあり、流通の反応は必ずしも良いものではありませんでした。しかし、斬新なパッケージと体に良いといわれるアロエに惹かれて好奇心で買ってみると、苦味がなく意外においしいと評価してくださる方がいました。当初、広告やキャンペーンを行わなかったにもかかわらず、実際に食べた方たちが口コミでそのおいしさを伝えてくださりじわじわとファン層が広がってゆくこととなります。
More1994
2000
2002
2004
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
森永アロエヨーグルトは研究成果や時流にあわせて、さらにおいしく召し上がっていただけるようにリニューアルを重ねています。今も、そしてこれからも。私たちは森永アロエヨーグルトの変わらないおいしさをお届けしていきます。